めぐり逢いて 6

 副長は、四月四日、密かに江戸へ立ち戻り、勝海舟を訪ねていた。
 その詳しい会談の内容を、鉄之助は知らない。ただ、副長からは、「局長の助命を請願するため」とのみ聞いていた。
 副長に従うのは、二番隊伍長の島田魁、中島登、畠山芳次郎、沢忠輔、松沢乙造の五人であった。相馬主計は、勝との会談後、副長から書状を託されて、板橋に赴いていた。
 使者に立った相馬は、五日経っても戻らなかった。
 相馬を待つ間、彼らは、丸ノ内の酒井屋敷にひそんでいた。どういうつてで、そこに逗留することになったのかはわからない。多分、薩長につけ狙われる身である彼らに対する、勝なりの配慮でもあったのだろう。
 局長の様子もわからない、そんな中の四月十日、ふいに、副長は鉄之助に云った。
「市村、千駄ヶ谷へ行くぞ。君もつき合え」
 沖田のところだ、と思った瞬間、鉄之助は、勢いよく頷いていた。
「はい、お供致します!」
「……君は、まったく沖田が好きなのだな」
 すこし呆れたような副長の声に、島田たちが笑いをこぼす。
「い、いえっ……」
 それではまるで、沖田のことだけ好きなようだと、鉄之助は慌てた。
 慌てた挙句、碌に考えもしないままに口を開き、
「俺は、副長のことも好きです!」
 と云った次の瞬間。
 島田たちは沈黙し、やがてどっと笑い崩れた。
「いやぁ、市村君らしい、一本気な答えだなぁ!」
「若い若い」
「副長、ちゃんと応えてやってくださいよ!」
「おめぇら、うるせぇんだよ」
 副長は、かすかに頬を赤くして――怒りか、いやこれは、ひょっとすると、照れていると云うことなのか?――部下たちを怒鳴りつけた。
「市村、そういうことを、真顔で云うんじゃねぇよ。まったく、ガキってな、これだから……」
「すみません……」
 しょげる鉄之助の袖を、くいと引くものがあった。
 見れば、島田魁だ。
 かれは、いかついその顔を、茶目っ気に満ちた笑みで緩めて、鉄之助にそっと耳打ちした。
「気にするなよ、市村君。副長も、君のことは気に入っているんだ」
「そうでしょうか……」
「そうとも。そうでなけりゃ、沖田さんのところへ、君を頻繁にやったりはしないさ。あれでなかなか、副長は心が狭いんだ。気に入った人間でなきゃ、大事な弟分の傍に置きゃあしないのさ」
「――聞こえてるぞ、島田ァ!」
「おっと」
 云ってかるく肩をすくめ、島田は、鉄之助の背中をぽんと叩いた。
「行ってこい。明日っから、忙しくなる――最後の息抜きだと思ってな」
「――はい」
 明日。明日、一体何があるのだろう?
 首をひねりながら、鉄之助は副長について、酒井屋敷をそっと出た。



 千駄ヶ谷の植木屋につくと、副長は主夫婦に挨拶をし、沖田のいる離れへと入っていった。
「沖田さん……あれ」
 障子を開けて、部屋の中を覗きこむと、沖田は眠っているようだった。
 病のためにいっそう白くなった顔が、枕の上で小さく見える。病みやつれた痩せた顔――その姿がひどく痛ましく、鉄之助は、こぼれかける涙の滴を、慌てて指先で拭い去った。
「副長、どうしましょう。沖田さん、おやすみのようですけれど――」
 背後を振り返って小さく問うと、副長は、かるく手を振って、障子のうちに滑りこんだ。
「いい。そのうち起きるだろうさ」
 そう云って、沖田の枕元に、胡坐をかいて坐りこむ。
「あ、俺、お茶入れてきます」
 鉄之助は、何となくそこにいるのが憚られて、そう声をかけて、厨の方へとってかえした。
 茶を入れて戻ると、副長は、先刻の姿勢のまま、じっと沖田の顔を見つめているようだった。
 その見下ろすまなざしは、沖田を慈しむようでもあり、また、何か苦い決断を下すようでもあった。愛しく苦しい心のいろが、副長の端整な顔に翳を落とす。
 ――前にも、この人のこんな顔を、見たことがあった……
 鉄之助は、胸が締めつけられるような心地の中で、思う。
 わかっている、この人は、何かを選んで、心を決めたのだ。自分にはわからない何かを心に決め、それを行おうと考えている。
 だが、それこそが、自分が止めるべき決意なのではないかと、鉄之助は、不安に翳る胸を抱えながら思うのだ。
 この人が、かつて今と同じ表情を見せたあと、自分はひどく後悔することになったではないか――その苦い思いを繰り返さぬために、今またこうして生を受けたのではなかったか。
 だが――いまの自分に、一体何ができると云うのだ? この人は副長で、自分はただの小姓だ。この人が決めたことを覆すちからなど、自分にはない。それでどうやって、再びの悲哀を防ぎ得るのだと?
 わからない、わからないが、自分はできることを精一杯するだけだ。それしか、この縺れた運命の糸を解く方法などありはしないのだ。
 沖田は、なかなか目醒めはしなかった。
 鉄之助は何回も、副長の湯呑みに茶を足して、そっと沖田の様子を窺った。
 一刻あまりが過ぎたころ、
「――ああ……帰ってたんですか……」
 かすかに沖田の声が聞こえた、ような気がした。
「……寝てろ」
 それに返す副長の声。
 では、沖田はようやっと目を醒ましたのか。
 すこし潤んでくる目許をぐいと拭い、鉄之助は、わざと大きな仕種で障子を開けた。
「副長、お茶が入りました――あ、沖田さん、目が醒めたんですね!」
 沖田は、ふと唇を緩めた。
「ああ、市村君も――来てたなら、起こしてくれてよかったのに」
 ――そんなことなど。
 できるわけがないではないか。
 困惑して副長を見ると、沖田はまたくすりと笑った。
「俺の寝顔見てるなんて悪趣味を、このひとに許しちゃ駄目ですよ」
 揶揄うような声音。
「おう、気楽な顔して寝てやがったぜ」
 かるい調子で副長は云うが――そんなことはなかったことは、その瞳に沈む翳りが証立てていた。
「――ほら、こんなんなんだから」
 沖田がふんと鼻を鳴らす。まるで、定められた芝居をするように。
「そう云うときはね、土方さん、親切なひとなら、起こしてやるもんでしょうに」
「俺ァ鬼だからな。鬼が親切なわきゃぁなかろうよ」
「御伽噺のなかにゃ、親切な鬼もいますがね」
「親切な鬼なんざ、新撰組副長にはなれねぇぜ」
 昔、京でそうだったような、軽口とも憎まれ口ともつかぬ、言葉の応酬。
 ――ああ、変わらないなぁ……
 鉄之助は、嬉しくなって、けれど面変わりした沖田を見るに忍びなくて、顔をくしゃくしゃにして泣き笑いした。
 いつまでも、こうしているふたりとともに、生きていきたい。このひとたちが、ふたり一緒に幸せになる様を、そば近くで見ていたいと、そう思うのに。
 病は、沖田を手離す様子はなかった。
 あと、このひとはどれだけ生きていられるのだろう――そう思って、鉄之助は身震いする。
 副長は、多分、近々江戸を出るつもりなのだ。鉄之助にも、それくらいのことはわかっていた。
 流山で集めた隊士たちは、三番隊組長・斉藤一が指揮を執り、会津へと向かっているはずだ。おそらく、副長は、幕府の現在のまとめ役である勝に、新撰組の処遇に対する何らかの働きかけをした後、会津で隊士たちと合流するつもりであるのに違いない。
 そうであれば、今動くことのできない沖田は、この千駄ヶ谷の地に独り残されることになるはずだ。
 だが――それはすなわち、沖田と副長の、今生の別れになるのではないか。
 鉄之助は、ただそのことだけを、ひどく恐れていたのだった。
「――市村君、厨にね、この間戴いた見舞いの品があるから、持ってきてくれるかな」
 沖田が、ふいに云った。
「婆さんが、そこにいるはずだから、訊いてくれればわかるよ。とても美味しかったから――君や、土方さんにも、食べさせてあげたくってね」
「はい」
 鉄之助は、云われたとおりに席を立つと、厨へ戻り、そこにいた老婆――庭屋の老妻ではない、沖田のために雇われた老婆だ――に、菓子のことを訊ねた。老婆は大儀そうに立ち上がり、小棚から美しい紙箱を出して、鉄之助に渡してくれた。
「そう、それですよ」
 沖田に見せると、嬉しそうな笑みが返ってきた。
「何だか、知らない方からの戴きものなんですけど――土方さんが、いろいろ頭を下げてくれた先の方かららしいんですよ。すごいお菓子だから、是非とも食べさせてあげようと思いましてね」
 沖田に促されるまま、鉄之助は箱を開け、
「う、わぁ……」
 思わず声をこぼした。
 中に入っていたのは、見たこともないような美しい菓子。
 緑と薄紅、白の三色が、桃の節句菱餅のように重なった――だが、決して餅などではない、ほろほろとこぼれそうにも見える、はかない菓子だ。
 副長は、指先でつまんで、すこし眉を寄せた。
「総司、これァ……」
「食べてみるといいですよ。すごく美味しいから」
 沖田は、にこにこしている。鉄之助にひとつ取らせ、自分も最後のひとつを取って、砕いた欠片を口に入れた。
 鉄之助も、おそるおそる欠片を食べる。
 ――わ……!
 甘い。よく口にする、黒砂糖の苦味のある甘さではない。思ったよりもしっかりとした、そのくせほろほろと崩れるような、澄んだ甘さが舌先で溶けていく。
 副長も口に入れ――こちらは、ますます深く、眉間にしわを寄せていた。
「あれ、美味しくないですか、土方さん」
「――いや……」
 と云う割りには、その表情は真剣なものだ。
「総司、この菓子、誰の見舞いだって云った?」
「さぁ……聞いたことのない名前だったんで、忘れちまいましたよ」
 云いながら、沖田は残りの欠片を口に含んだ。
「婆さんが持ってきてくれたんですがね。あんたや近藤さんが、一生懸命頭を下げた人あたりからだろうって……土方さん?」
「――なるほどな」
 副長は云って、微苦笑しながら、残りの菓子を口に入れた。
「土方さん、心当たりがあるんですかい?」
「あァ……まァ、勝さんの絡みってぇやつさ」
「あァ――勝さん、お元気ですかねぇ」
 どこか遠い目で云う沖田に、副長はくすりと笑みをこぼした。
「元気だったさ。その、勝さん絡みで、忙しくなりそうだ。――総司」
「はい」
「俺たちは、会津へ行く」
 副長は云った。
会津にゃ、もう斉藤が行ってるはずだ。俺たちは、それを追って発つ。しばらく、江戸にゃ戻れねぇだろう――だから」
 声が途切れた。
 沖田が、にこりと笑った。
「云ったじゃねぇですかい、土方さん。あんたァ、思う方へ行っていいんですよ。あんたがしたいようにすりゃ、いいんですよ」
「――近藤さんのことは、必ず俺がどうにかする。だから……おめぇも、はやく身体を治して、追いかけてくるんだぞ」
 そんなことは無理だ、と、鉄之助はわかっていた。
 沖田は、もう治らない。こんなに痩せて、こんなに青白い顔で、息をするのすら大儀そうで――これで、ふたたび剣をとって戦うことなど、決してありはしないだろう。
 それでも、そう云わなければ気がすまないのだ。鉄之助もそうだ。沖田を、病んだこのひとを、たった独り残して行かなくてはならないなど。
「……ええ、治ったら、必ず追っかけて行きますよ。だから、それまで討たれたりとかしねぇで下さいよ」
「馬鹿、俺がそうそうやられるかよ」
「ありそうだから、云ってるんじゃねぇですかい。――ほらほら、泣かねぇで……子供じゃあねぇんですから」
「――誰が泣くか!」
 そう怒鳴りながら。
 副長の声は、確かに涙を流しているようだった。
 沖田の手が、副長の手を撫でる。子供をあやすような仕種で。
「……大丈夫ですよ、大丈夫ですから……」
 宥めるような声で。
 副長は、俯いたまま動かない。本当に、泣いているかのような。
 気がつくと、鉄之助の頬を涙が伝っていた。
 本当に、これが最後になってしまうのだろうか? だとしたら、自分がいる意味は一体何だと云うのだろう? どうしてまた、この人たちとともに生きることになったのだろう?
「――そろそろ行くぜ」
 副長は、頭をまっすぐにもたげて、云った。
 その声には、もはや、先刻までの涙の跡は聞き取れはしなかった。
「近藤さんのことは、俺が必ず何とかする。おめぇは安んじて、治ることに専念しろよ」
「……はい」
 沖田が笑った。ひどく澄んだ、この世のものとは思われぬ笑みだった。
 ――沖田さん!
 この人は、本当に覚悟を決めてしまったのだろうか――もはや先はないのだと、諦念してしまったと云うのだろうか。
 そんな、ことなど。
「――沖田さん!」
 鉄之助は、叫んだ。
「必ず、治ってくださいよ! でないと、俺――あなたのこと、許しませんからね!」
 馬鹿なことを云っていると、わかっていた。沖田の生命は、もはや長くはないのだと。
 だが、では一体どう云えば、沖田を、生のうちに繋ぎとめておくことができると云うのだろう。どうすれば、このふたりを再び合い見えさせることができるのだろう。
 沖田は、一瞬目を見開き――すこし唇を歪めるように、笑いをこぼした。
「それはこっちの云うことですよ、市村君。俺が追いつく前に、この人の身に何かあったら、覚悟しておいてくださいね?」
「そんなこと、生命に代えてもさせやしませんよ!」
 だから。
「……必ず、追いついてくださいよ!」
 このまま、永の別れになどならぬよう。
 鉄之助の叫びに、沖田は、微笑でもって応え――それが、別れの合図になった。



「――沖田のことは、心配ない」
 離れを出るなり、副長は云った。
「あいつは、ここでなら、安全に養生できるだろう。薩長の連中が江戸入りしたら、どうなるもんかと思っていたが――勝さんは、流石だな」
「どういうことですか?」
 鉄之助には、さっぱり様子がわからない。
 副長が今日見知ったことと云えば、あの美しい菓子を、勝安房守がらみの誰やらが、見舞いに届けているということくらいではないか。
 首をひねる鉄之助に、副長はかすかに笑みをこぼした。
「あの菓子――おそらくは、一橋公からのもんだろう」
「えッ」
 一橋公、それでは、あれは、時の将軍・慶喜公から下された菓子なのか。
「俺もうっかりしてたが、勝さん、あれで、薩長との交渉役を任されてるじゃねぇか。云わば、一橋公の名代みたいなもんだ。大方、交渉の報告のついでにでも、公方様のお耳に、沖田のことを入れやがったんだろうさ。まったく、食えねぇおひとだぜ」
「で、でも、上様が、そんな、俺たちみたいなののことなんか……」
 将軍と云えば、鉄之助のような脱藩の武士にとっては雲上人のようなもの、その人が、いくら幕臣になったとは云え、たかだか小禄の旗本の一人に、それほどまでに心をかけているなどと。
「そこが、勝さんの食えねぇところなんじゃねぇか」
 副長は、にやりと口許を歪めた。
「ありゃ、“上様もこうして心をかけて下さるのだから、おめぇは安心して、いくさ場に行ってこい”ってぇことだろう。――ま、なにやら唯もんじゃねぇ輩まで、沖田のために貸して下さるってんだから、否やはねぇがな」
 と云って向けた視線の先には、先刻、厨で見かけた老婆の姿があった。
 老婆は、先刻の大儀そうな姿が夢ででもあったかのように、しゃんと背筋を伸ばし、美しい姿勢で、きちんと副長に一礼した。
「――な、だから、心を残さず、行けって云うのさ。まったく、食えねぇひとだ」
 にやりと笑って副長は云い、老婆に歩み寄ると、なにやら二言三言、声をかけているようだった。
 老婆が頷き、一礼する。
 すると副長は、片手を上げて、こちらへ取って返してきた。
「さて、行くか、市村」
「――副長」
「何だ」
「明日、何があるのですか?」
 明日から、と、島田が云ったのだ。明日から忙しくなる、と。
 ただ、会津へ行くと云うなら、“明日発つ”と云うはずだ。それを“忙しくなる”とは――ただの会津行ではないに違いない。
 鉄之助の問いに、副長は、ゆっくりとこちらを見つめてきた。
「――明後日、勝さんが、江戸城無血開城するのは知っているか」
「……いいえ」
 鉄之助は、ただの小姓に過ぎない。勝などの幕臣たちが、何を思って、どう動こうとしているかなど、知るところではないのだ。
 だが、副長は、ある程度そのあたりの事情にも通じているようだった。
「明後日、江戸城は、公方様から京の帝に譲り渡されるのさ。勝さんや、老中、若年寄どもは、その線でことを運び、徳川家の存続だけでも図るつもりらしい。――だが、幕臣の中にゃ、それでは腹が収まらねぇ連中もいる」
 副長の言葉に、鉄之助は頷いた。
 それはそうだろう。
 鳥羽・伏見の戦いでは敗れたとは云え、幕軍は陸軍・海軍ともに、まだまだ健在なのだ。
 その中には、当然ながら、幕閣の独断――と、彼らは取るに違いない――を苦々しく思っている輩もあるはずだ。
「その連中がな、明日、江戸を抜けるのさ」
「えっ!?」
「明後日になっちまえば、江戸城の武器弾薬は、手をつけぬまま薩長に明け渡さなきゃあならなくなる。その前に、奪えるだけ奪って江戸を抜けるのさ――このことァ、勝さんも了承済みだ」
 それが、勝と副長との会談の内容なのか。
「江戸をな、勝さんは燃やしちまいたくねぇんだとよ」
 副長はそう云って、肩をすくめて唇を歪めた。
「ま、それは俺にもわからねぇでもねぇことだがな。江戸がいくさ場になりゃあ、女子供まで死ぬことになる。火つけがありゃあ、江戸はあっという間に火の海だ。……勝さんは、本所の生まれだ、いくさとなりゃあ、そこだって無事じゃあ済むめぇ。それで、俺たちに、江戸の外でいくさをやりやがれとさ」
「……じゃあ、明日から忙しくなる、と云うのは」
 鉄之助の問いに、副長は、真顔になって向き直った。
「俺たちは、その連中とともに、江戸を抜けるんだ。抜けて、江戸から出来るだけ離れたところで、いくさをするよう、幕軍の連中を導いてやる――それが、近藤さんの件や、沖田の無事と引きかえに、勝さんから出された条件なのさ」


† † † † †


鉄ちゃんの話の続き。まだ江戸だよ……
今回名前の出てきた隊士たちのうち、明確に顔と性格がわかってきたのが、島田さんと相馬のふたり。ふたりとも、函館までいっちゃうんだよねー。すごいよなぁ、よくついてったよなぁ。
と云ってる段階で、私はきっぱり土方ファンではないんだと思います(ふふ……)。沖田ファンでもないけどね。強いて云うなら、相馬……?


勝さん出せなかったなぁ――やっぱ、鬼視点じゃなきゃツライか……勝さんを書く野望は、いずれ書くだろう、鬼の北海行で。
でもま、勝さんが鬼に云い含めてたこと、って云うのは、多分こんなことだったんじゃないかなーと。
ちなみに、一橋公からの見舞いの菓子は、電波情報に基づいております(笑)。ただし、このお菓子自体は存在する――はず。だって、最近の着色(有体に云えば、色がケバい)で、同じものを食った覚えがあるもん。ただ、どこのお菓子かわかんないんだよ……
とりあえず、コンビニ売りのチョコとかの方が、世間的には美味だと思われますが……しかし、どこの何て菓子だっけな……干菓子系なんだけどなぁ……


この項、終了。